武相荘(町田市の白洲次郎邸)どら焼きの値段は?種類や食べた感想を紹介

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町田市の小田急線鶴川駅近くにある旧白洲次郎邸の「武相荘(ぶあいそう)」。白洲次郎・正子夫妻の類まれなセンスによって、美しく整備された茅葺の古民家と庭が一般に公開されています。ミュージアムになっている母屋では生前の夫妻の愛用品などが展示されており、併設された「レストラン&カフェ武相荘」では、人気メニューの「どら焼き」などをノスタルジックな気分に浸りながらいただくことができます。この記事では、「レストラン&カフェ武相荘」の「どら焼き」の値段や種類、食べた感想や、その他のメニュー、混雑状況やアクセス、駐車場についてもご紹介していきます。

木々の緑に囲まれたカフェ・レストラン武相荘の外観

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目次

武相荘(町田市の白洲次郎邸)のどら焼きの値段と種類は?

カフェ・レストラン武相荘のどら焼き

武相荘の入り口を入るとまず目に入るのが、「レストラン&カフェ武相荘」。木々やたくさんの植物の中に溶け込むように立つ佇まいがとってもステキです。「レストラン&カフェ武相荘」は武相荘の母屋脇にある併設店舗。

ランチタイムにいただけるメニューのなかにある人気スイーツが「どら焼き」です。店員さんにおススメを伺ったらスイーツではこちらが一番人気ということでした。おいしいそうな焼き色のついた表面には「武相荘」の刻印が。この刻印は白洲次郎の直筆のものだそう。お皿もとってもステキです。

こちらのどら焼きのお値段は単品で900円。

お好みのスイーツとドリンクがセットになったデザートセット(1,500円)ならコーヒー、紅茶、ハーブティから好きなドリンクが選べます。

スイーツのメニューはスイーツはほかに、「チーズケーキ」と「本日のデザート」(いずれも900円)がありますが、「どら焼き」はこちらの1種類のみになります。

武相荘(町田市の白洲次郎邸)のどら焼きを食べた感想(口コミ)

こちらのどら焼きは、あんこだけではなくアイスクリームもはさまれていて、訪れた日は抹茶のアイスでしたが以前訪問の際は黒糖風味だったので、時期によって変わるのかもしれません。皮はしっかりとしていてボリューム感があり、ナイフとフォークが添えられているので、手づかみではなく、ナイフで切ってフォークでいただきました。

確かにアイスが挟まれているので、手づかみで食べるのはちょっと難しいかもしれませんね。皮とあんことアイスを一緒に口に入れると、ふっくらとした皮とあんこ、抹茶アイスの組み合わせがちょうどいい!これは合わないはずはないですよね。ちょっと特別な日のどら焼きと言ったかんじです。

武相荘(町田市の白洲次郎邸)のどら焼きはお土産に買える?

どら焼きが名物と聞くとお土産に買って帰れるのか?が気になってしまいますが、残念ながらこちらのどら焼きはお持ち帰りはできません。アイスクリームもはさまれていますし、物理的にも持ち帰るのはちょっと難しそう。どら焼きだけではなく、他のメニューもイートインのみになります。

こちらの店舗はとにかく雰囲気が素晴らしいので、「ここでしか食べられない」特別感をぜひ味わっていただきたいです。

カフェ・レストラン武相荘の店内

アンティークの家具や雑貨が置かれた店内はとってもステキです。お店の方に伺ったら、この建物は1階は次郎さんの工作室、2階は子ども部屋として使用されていたそうで、現在は1階天井をぶち抜いて天井を高くしてカフェ・レストランに使用しているとのこと。白洲次郎やそのご家族が暮らしていた空間で、お茶やお食事がいただけるなんてとっても貴重な体験です。窓からのこの景色、次郎さんも作業の合間に眺めていたんでしょうね。

カフェ・レストラン武相荘のテラス席

カフェにはテラス席もあって、こちらは常時解放しているわけではないようですが、このときは子連れで行ったので、静かにお茶やお食事を楽しんでいる方の邪魔になってはいけないと、「テラス席は使えますか?」と伺ったところ、快く通していただきました。風情ある庭園を眺めながらの優雅なティータイムはとってもぜいたくなひとときでした。

武相荘(町田市の白洲次郎邸)どら焼き以外のメニューは?

カフェ・レストラン武相荘の本日のデザートクルミのタルト

どら焼き以外では、スイーツはスイーツはほかに、「チーズケーキ」と「本日のデザート」があります。こちらは「季節のデザート」の「胡桃(くるみ)のタルト」。盛り付けが美しく、どのデザートにもアイスが添えられているのが嬉しいです!上品なお味で、セットで頼んだ紅茶ととてもよく合いました。

もう一つの人気メニューが「カレー」です。白洲家に伝わるレシピを参考につくっているそうで、ランチメニューではこちらが一番人気だそう。確かに訪れた際も他のテーブルからはカレーのいい匂いが漂っていて、「こんどはカレー食べにこようか」なんて同行者と話していました(笑)

カフェ・レストラン武相荘のカレー&セットのスープとピクルス
カフェ・レストラン武相荘の海老がごろごろ入った海老カレー

こちらは別のときに行った際の写真です。「海老カレー」(1,900円)と「チキンカレー」(1,700円)があって、こちらは「海老カレー」。普通の家庭のカレーとは大違いで、ゴロゴロとした野菜は見当たりません。おそらくピューレ状になってルーに溶け込んでいるのだと思います。辛さはそれほどでもありませんが、いろいろなスパイスのお味がします。辛いというよりはスパイシーという表現がぴったりで、複雑なスパイスの風味がたまりません!プリプリとした食感の大ぶりな海老がゴロゴロ入っていて満足感いっぱいです。海老をこんなにたくさん一人で食べたのは初めてかもしれません(笑)。それくらいいっぱい入ってます。

添えられた線キャベツは、店員さんが「白洲家ではキャベツはドレッシングはかけずカレーと一緒に食べたそうですよ」と教えてくれたので、それに習ってカレーと和えていただきました。辛さをマイルドにしてくれてとってもいいアクセントです。

お野菜がたっぷり入ったコンソメスープ、箸休めのピクルス、どちらもおいしくて残さずいただきました。

カフェ・レストラン武相荘のオムライス

カレー以外のメニューは季節によって変わるみたいですが、同行した母はこの時は「オムライス」(1,900円)をいただきました。店員さんに伺ったところこちらは特に白洲家ゆかりのメニューというわけではないそうですが、こちらもとってもおいしかったのでご紹介しておきます。

オムライスはとっても変わっていて、白いごはんに生卵を混ぜ込んで、それをフライパンでオムライスのカタチに焼き上げたようなかんじです。中はふわふわの半熟状で、ボリューム感ありますが、見た目とは裏腹にスルっといただけちゃいます。ソースはさらっとしているのに牛肉のお出汁が濃厚に感じられるデミグラスソース。角切りのお肉は、ステーキにするようなかなりいいお肉をホロホロに煮込んだ感じで、一口もらいましたが、めちゃめちゃおいしいです。あっさり目のふわふわオムライスとの相性抜群で、こんなオムライスには初めて出会いましたね。

70代の母もペロリと平らげていたので、高齢の方にもおすすめです。

ちなみにランチタイムはミュージアムの母屋よりも混雑している印象です。ランチタイムにお食事をしたければ、まず着いたらミュージアムを見るより先に混雑状況を確認しましょう。お店入り口の前に順番で名前を書く紙が置かれているので、待っている人が多くいる場合は、「先に名前を書く」→「ミュージアムやお庭など見学」がおすすめです。

私は近所に住んでいるので、何度か利用していますが、待ち時間なく利用したいという方は土日なら2時以降がおすすめです。この時間ならまず待たずに席に案内してもらえます。ランチ営業は4時までなので、お食事でも、お茶&スイーツだけの利用でも充分にゆっくりできます。

また土日以外の平日ならランチのピークタイムでもまず満席になることはありません。近所の常連さんや、昼休みのサラリーマンの方なども利用していて、落ち着いた時間を楽しめるのでおすすめです。

ちなみこちらのレストラン、夜は完全予約制で営業(18:00~21:00)していて、ディナーコースは1万2000円。中学生以上限定の大人の時間ですね。ぜひ一度訪れてみたいです。

武相荘(町田市の白洲次郎邸)のアクセス・駐車場について

武相荘へのアクセスは、電車の場合、小田急線鶴川駅北口から徒歩15分ほど。少し歩きますが、途中には大きな看板もあるので、道に迷う心配はないと思います。

武相荘の案内表示

鶴川駅からバスの利用も可能です。

バスの場合

  • 2番乗り場11系統バスにて「鶴川一丁目」下車、徒歩5分
  • 2番乗り場13系統バスにて「平和台入口」下車、徒歩5分

神奈川中央交通のバス時刻表によると1時間に4本程度あるので、歩くのはちょっと…と言う方はこちを利用するといいと思います。

武相荘前のユニクロ看板と坂

徒歩または「平和台入口」バス停を利用の場合は、ユニクロの看板が目印。ここまできたらあとちょっとです!奥の坂を上ります。

武相荘正面入り口

こちらが正面入り口です。門をくぐれば緑と美的センスに満ち溢れた異空間が広がっています。たこちらは行き止まりで、車は入れないので注意してください。

※武相荘はバリアフリーには対応してないように思いますので、車椅子の方は事前に問合せするなどしてお調べください。段差や石畳などがあるのでベビーカーでの来訪もあまりおススメしません。ベビーカーで来る場合も、抱っこひもを持ってきた方が無難です。

武相荘駐車場側入り口

車の場合は、駐車場は徒歩の場合の正面入り口とは違う場所になるので要注意です。住宅街の路地を抜けたところにあります。駐車台数は16台ほど。周囲は一般の民家なので、迷惑にならないよう「前向き駐車」で駐車するよう注意書きがあります。

武相荘駐車場から続く小道

こちらは駐車場側の入り口から敷地に続く小道。都内とは思えない静けさと佇まいで、一気に都会の喧騒を忘れさせてくれます。途中に次郎さんが亡くなった後、正子さんが中に遺髪を埋葬したという石灯籠が置かれているのでぜひ探してみてください。

どら焼きを食べたあとはミュージアムとお庭の散策でリフレッシュ

カフェで腹ごしらえができたら、母屋のミュージアムや風情溢れる庭園をゆっくり散策しましょう。

「武相荘」は白洲次郎(1902~1985)・正子(1910~1998)夫妻の住まいでした。白洲次郎と言えば、第二次世界大戦の終戦の際、当時外務大臣で後に首相となる吉田茂の右腕としての活躍が知られる人物です。GHQとの交渉や憲法改正の草案作成、サンフランシスコ講和条約の締結などで重要な役割を果たします。その後は東北電力の会長を務めるなど、日本の経済・インフラ再興に尽力しました。一方、その夫人である正子は随筆家として多数の著作を残しています。

私は偶然近所にあったこの「武相荘」の存在を知り、戦前に当時畑しかないような鶴川の地で古民家暮らしをするなんて一体どんな人物だったんだろう?と興味を持ったのがきっかけでした。そして生前の2人について一番手っ取り早く知る手立てとなったのが、NHKの『ドラマスペシャル 白洲次郎』(2009年放映)でした。白洲次郎は俳優の伊勢谷友介が、正子は中谷美紀が演じていて、どちらもとっても役にマッチしていて引き込まれました。もし武相荘をこれから訪れる方で、次郎・正子のことをあまりご存知ないという方はぜひご覧になってから訪れるのがおすすめです。

武相荘チケット売り場&ミュージアムショップ

こちらは正面入り口を入ったところにあるチケット売り場とミュージアムショップが併設の納屋のような建物。ミュージアムショップでは作家ものの食器や花瓶、雑貨や、2人に関する書籍、Tシャツやトートバッグなどのオリジナルグッズが扱われています。とてもセンスのよい品揃えで、自分へのお土産はもちろん、私はちょっとしたプレゼントを選ぶのにもよく利用しています。オンラインショップもありますので、のぞいてみてください。

武相荘展示白洲次郎の愛車アメリカ製PAIGE

こちらは次郎が17歳の誕生日に父親から買い与えられたアメリカ製の「PAIGE(ペイジ)」と同型の車体。上記のNHKのドラマの撮影の際に英国から取り寄せられらものだそうです。迫力ある実物(と同型の車)を目の当たりにすると、当時、17歳の誕生日にこの車買っちゃう次郎の父親も相当な人物だな!というのが分かります。次郎という不思議な人物の根底に触れたような気分になれますね。

武相荘茅葺の古民家

こちらがミュージアムとして、次郎・正子ゆかりの品が展示されている母屋。母屋とその周辺の庭園部分が有料ゾーンです。母屋の中には正子が執筆に使用していた書斎が当時のまま残されています。

母屋の前の木は白樫。これは前述のドラマでも表現されていて(ロケ地は別の場所のようですが)、2人がこの古民家を買った当初からあるもののようです。夫妻の暮らしを見守ってきた木だと思うと感慨もひとしおです。

ちなみにこの武相荘、現在は2人の長女で著作家の牧山圭子さんが館長として管理されています。牧山圭子さんは2人に関する多数の著書があり、そちらも2人を知るのにおすすめです。

まとめ:「武相荘」のどら焼きで優雅なアフタヌーンティーを

以上、白洲次郎・正子の住まい「武相荘」併設の「レストラン&カフェ武相荘」の人気メニュー「どら焼き」についてご紹介しました!ポイントをまとめると、

  • レストラン&カフェ武相荘の人気スイーツは「どら焼き」
  • どら焼きの種類は1種類のみで、単品価格900円、ドリンクとセットで1,500円
  • レストラン&カフェは混雑を避けるなら週末なら2時~、または平日の利用がおすすめ
  • 小田急線鶴川駅から歩ける距離。駐車場もあるので車での来場も可
  • 古民家やお庭、ミュージアムショップで白洲次郎・正子の暮らしを感じられる

以上です。「武相荘」のどら焼きと、激動の時代を生きた2人が愛した古民家の魅力が少しでも伝わったでしょうか? 気になった方はぜひ訪れてみてください。

旧白洲邸 武相荘(きゅうしらすてい ぶあいそう) 
住所/東京都町田市能ヶ谷7丁目3番2号
TEL/ミュージアム042-735-5732  ショップ042-736-6478
開館時間/10:00~17:00(入場受付は16:30まで)
休館日/月曜日(祝日・振替休日は開館)夏季・冬季休館あり

レストラン&カフェ武相荘
営業時間/ランチタイム11:00~16:00 ディナータイム18:00~21:00
定休日/月曜日(祝祭日は営業、そのほか「武相荘」の休館に準ずる)
TEL/042-708-8633

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