川崎市麻生区にある人気洋菓子店「リリエンベルグ」。NHKの『プロフェッショナル』やマンガ『美味しんぼ』でも紹介されたことのある、超一流店です。お店はおいしいケーキを求めるお客さんで、平日でも行列ができるほどの人気。そこでこの記事では、リリエンベルグの混雑状況や、比較的空いているねらい目、行列に並ばずに買う方法を調査。さらにおススメのケーキや通信販売、ごひいきにしている芸能人などの情報もご紹介します。
リリエンベルグ(新百合ヶ丘)の混雑状況とねらい目時間
川崎市麻生区にある人気洋菓子店「リリエンベルグ」。NHKの『プロフェッショナル』やマンガ『美味しんぼ』をはじめ、数々のメディアでも取り上げられていて、行列が絶えることはありません。平日の開店直後でも数名並んでいるのがいつもの風景です。
これはリリエンベルグの営業日にも関係しているのかもしれません。定休日は月曜日と火曜日。つまり平日で営業しているのは水・木・金曜日だけなのです。平日は週3日しか営業してないので、混雑するのも仕方ないですね。土日祝日だとさらに混雑し、だいたいいつも30分くらいは待つ感覚です。
そんな中で混雑を少しでも避ける方法はあるのか?駐車場の案内係の方に聞いてみたところ、「平日木曜日は比較的まし。でも16時以降は満車になることも」とのことでした。
平日木曜日に行ける方は10:00~16:00の間であれば、他の曜日に比べて比較的空いているようです。
あとはご近所の方限定にはなってしまいますが、雨の日は空いています。あたりまえかもしれませんが…土日祝でも雨が降ったら行ってみるのもいいかもしれません。
お店の方に伺うと混雑は年々増す傾向にあるとのこと。これは一度訪れた人はリピーターになり、次々と新しいお客さんも訪れている…つまりそれだけ美味しいということの証なのでしょうね!
お店の外観はピンク、建物は曲線でできていて、まるでおとぎ話に出てくるお家のようです。この建物は村山雄一さんという建築家の方が設計されています。この方は埼玉県飯能市にある「あけぼの子どもの森公園 ムーミン屋敷」も設計されているそうです。どちらも遊び心いっぱい、曲線に囲まれ、生命力を感じる建築が特徴です。
私が訪れた日は木曜日の午後15時ごろ。並んでいる方も2~3人でほとんど待たずに入ることができましたが、建物やお庭を眺めていると時間はあっという間です。
階段のところに小さな熊が。「今日はなんのケーキを買うんだい?」なんて話かけているみたいなおちゃめな表情!
ちょうど列から見える場所にある小窓を覗くと…
なんとケーキ工房が見えるのです!ワクワクしますね♪
建物と建物の間から見えるお庭もステキ。こちらは店舗の中からじっくり見ることができますが、立ち入りは禁止です。
店内は撮影禁止なので、写真はここまです。
リリエンベルグ(新百合ヶ丘)のアクセスと駐車場
リリエンベルグは新百合ヶ丘駅南口から徒歩10~15分ほど。閑静な住宅街にあります。
車の場合、駐車場はお店に隣接した場所に2カ所計11台分あります。だいたいいつも案内係のガードマンの方がいるので誘導に従って駐車します。駐車待ちの路上待機はできないので、万一満車だった場合は周辺をぐるりと回って、戻ってくるといいと思います。
駐車場の前でもかわいらしい木彫りの熊くんたちがお出迎え。
新百合ヶ丘駅南口のバスロータリーからバスの利用もできます。
- 6番乗り場(グリーンタウン行・大谷行・百合ヶ丘行)
- 7番乗り場(聖マリアンナ病院行・田園調布学園行・たまプラーザ行)
- 9番乗り場(あざみ野行)
いずれのバスでも乗車時間は5分ほど。3つ目の「山口台中央」で降りると目の前です。
リリエンベルグ(新百合ヶ丘)の予約方法は?
リリエンベルグの混雑を避ける一番確実な方法は予約をすることです。
店舗隣の元々ティールームとして使われていた建物が、現在は予約ケーキの引き渡し場所となっています。あらかじめ予約をしておくと、行列に並ばずにこちらでケーキを買うことができます。
予約が可能なのはデコレーションケーキとカットケーキ、焼き菓子です。
カットケーキは平日(水・木・金)の受け取りはお好みのものを予約可能ですが、土日祝日はあらかじめ内容が決められた「4個セット」または「6個セット」のみ。セットケーキの内容は季節によって変更されていてその季節のおすすめだと思って間違いないです。
ただし、この予約受け取りコーナーにはケーキのショーケースもあり、店内と同様のケーキが並べられいて、追加でお好みのケーキを好きな数だけ、選んで買うことも可能なのです。
だから例えば全部で6個ケーキを買いたかったらとりあえず4個セットを予約しておいて、あとはショーケースから2個お好みのものを選ぶというのもいいですよね。ただし販売店舗同様、売り切れの場合もあるのでご注意ください。
販売店舗の店内もとってもステキなので、ぜひ一度は訪れて実際に店内を見ていただきたいですが、リピーターの方はこのサービスを利用するのが行列に並ばすにすむので、いいかもしれません。
予約方法は、受取日の1カ月前から営業時間内(10:00~17:00)に電話かFAXでのみで受け付けています。クリスマスケーキの予約シーズンなどは電話がつながりにくいこともあるようですのでご注意ください。
リリエンベルグのケーキの種類は店舗を訪れなくてもホームページで確認が可能です。
リリエンベルグ(新百合ヶ丘)のケーキの種類は?初来店で買いたいおすすめ
リリエンベルグに初めて訪れた時、何も調べてなかった私は駐車の際、案内係方に「こちらのお店のおすすめってなんですか?」と聞いてみました。そのとき教えていただいたのが「ザッハトルテ」。案内係の方はわざわざ他のスタッフの方に聞きに行ってくださって「ザ・ハトルテ」と聞こえる独特のイントネーションで教えてくださったのが思い出深いです。
こちらのお店の正式な名称は「ウィーン菓子工房 リリエンベルグ」。そう、ウィーン菓子のお店なんですね。こちらのお店のオーナーパティシエ横溝春雄さんがヨーロッパで修行されていたときの、ウィーンの老舗でつくられていたレシピを忠実に再現し、さらに日本人好みの軽やかな口当たりになるようにアレンジを加えたのがこちらの「ザッハトルテ」。
確かに「ザッハトルテ」というと重くずっしりとしたチョコレート菓子のイメージですが、こちらは軽やかでいくらでもお口に吸いこまれていきそう。といっても「これが本場の味」と言われても全く違和感のない、今まで味わったことのない重厚で複雑なおいしいさなのです。お好みで別売りの生クリームが添えられるのですが、「生クリームあり」の方が私は好きです。もちろんなしでもおいしくいただけます。
こちらのケーキやお菓子はすべて、おいしいのはもちろんなのですが、口に入れるとす~っと身体に馴染んでしまう不思議な感覚があります。この感覚、実は他でも味わったことがあって、調味料までオーガニックにこだわった材料を使ったレストランのお料理を食べた時の感覚と似ている気がします。全くの素人予想ですが、おそらくものすごく厳選されたいい原材料だけが使われているんじゃないかな、という気がしています。
ぜひみなさんも実際に食べてみてその感覚を確かめてみてくださいね。
ザッハトルテ以外のケーキももちろん、他では味わえないおいしさ。どのケーキを選んでもはずれと思ったことは一度もありません。
今回私が買ったのは娘のバースデー用に、フルーツのタルトのホールケーキ。12㎝サイズで2000円くらい。こちらは予約せずに購入できました。たしか+100円でプレートをつけてもらえます。ろうそくも有料オプションだったので、今回は家にあるのを使うことに。運がよければこのサイズのホールケーキも予約なしで購入することができます。今回はうっかり当日まで忘れていたので、運頼みで駆け込みましたが、本来バースデーケーキは予約して買うのがおすすめです。
4人家族だと1人分は小さめのカットになりましたが、果物が新鮮で中のクリームも甘さ控えめですご~く美味しく、家族みんなであっと言う間にいただいて笑顔の誕生日になりました♪美味しくてすぐなくなってしまうので、もっと大きいの買えばよかったね、といつも言っている気がします。次は「ホールケーキの予約+選んで買えるカットケーキ」にするつもりです。
バースデーケーキのプチ情報としては、子どもが「イチゴのケーキ」が大好きなので「フルーツのケーキをイチゴだけで」とリクエストしたことがあるのですが、イチゴは苺のシーズンしか取り扱っていないとのことでした。フルーツは旬のものを使用しているんだそう。お店のこだわりが伝わりますね。
ホームページで紹介されているケーキも時間によっては売り切れる可能性があるのでご注意ください。
リリエンベルグ(新百合ヶ丘)の焼き菓子は通販できる?
リリエンベルグは焼き菓子もとっても美味しいです。お店ではケーキをショーケースで選んだ後、スタッフの方から「焼き菓子もご覧になりますか?」と聞いてもらえるので、初めて訪れる方はぜひ見ていってください。
お店の奥に焼き菓子のコーナーの小部屋があるのですが、お菓子の家のようなこの空間もとってもステキです。
そしてこの焼き菓子は地方発送も可能です。贈り物用の詰め合わせもありますし、自分でチョイスしたお菓子を適当な大きさの箱(有料)に詰めてもらうことも可能です。実際お店に行かなくても電話やFAX注文でのお取り寄せもできます。
焼き菓子の種類はホームページの以下のコーナーでかわいいイラストで紹介されています。
地方発送できるのは実は焼き菓子だけでなく、ケーキもあって。お店の看板ケーキ「ザッハトルテ」も実は通販が可能で、以下で紹介されています。
私がよく買うのはシンプルな「バターカステラ」と「マドレーヌ」です。どちらもいつ食べてもほっと安心できるおいしさです。
リリエンベルグ(新百合ヶ丘)には芸能人も買いに来る!?
リリエンベルグには芸能人も買いにくるのかも調べてみました。すると俳優の平泉成さんや、タレントのMattさんがおすすめの洋菓子としてテレビ番組で紹介したことがあるようです。
お2人とも神奈川県川崎市にお住まいなのは地元でも有名。
なので、お2人がこちらのお菓子をおすすめするのもうなずけます。本当においしくていつでも誰にでも自信を持っておすすめできる安心のお味です。私も友人が遊びに来るときはだいたいこちらのケーキを用意しておきますし、大切な方への手土産にもこちらの焼き菓子を買っています♪
まとめ:リリエンベルグのケーキは唯一無二。並んでも買いたい!
以上、リリエンベルグの混雑状況やねらい目時間、混雑を避けてお買い物する予約や通販の方法についてお伝えしました。
ポイントをまとめると
- リリエンベルグはだいたいいつも混雑しているが土日祝日は30分以上待つのを覚悟。
- ねらい目時間は平日、木曜日の10時~16時。
- おすすめのケーキは名物の「ザッハトルテ」。
- 予約をしておけば予約以外のケーキも待たずに選んで買える。
- 通販・お取り寄せも電話またはFAXで可能。
以上です。リリエンベルグのお菓子はぱっと見シンプルで奇をてらったものではありませんが、そのお味は唯一無二。これは食べてみなければわかりません。私は案外、日頃「甘いものが苦手」という方もいけるのではと思っています。気になった方はぜひ足を運んでみてくださいね。
ウィーン菓子工房 リリエンベルグ
所在地/神奈川県川崎市麻生区上麻生4-18-17
営業時間/10:00~17:00
定休日/毎週月・火曜日
TEL/044-966-7511
FAX/044-954-0115