今回明らかになったダイハツによる不正認証問題。ダイハツを代表する人気車種・タントもその対象になっています。タントの不正対象車は年式によって異なるのか、このまま乗り続けて大丈夫なのか、またどのような対応(補償)がされるのか調査しました。
「ダイハツ不正車種一覧」タントも入ってる?対象車種や年式
今回のダイハツによる不正問題、残念ながらタントも対象に入ってしまっています。
タントユーザーの方は自分の乗っているタントが対象なのか気になりますよね。
ダイハツが発表した「不正対象車種一覧」によると、になっているタントは
※2023年12月20日時点の情報
が対象となっています。
ダイハツ工業
・ミライース・タント
・タフト
・ムーヴキャンバス
・コペン
・ハイゼットカーゴ
・アトレー
・ハイゼットトラック
・ロッキー
・トール
・グランマックス
トヨタ自動車
・ピクシスエポック
・コペン
・ピクシスバン
・ピクシストラック
・ライズ
・ルーミー
・タウンエース
・プロボックス
マツダ
・ボンゴ
・ファミリアバン
スバル
・プレオプラス
・シフォン
・サンバーバン
・サンバートラック
・レックス
・ジャスティ
*過去「ルーミー」は「タンク」、「タウンエース」は「ライトエース」、「プロボックス」は「サクシード」という名称でも販売
そのほか
・開発中車種【生産終了車種】
*末尾に(旧)があるのは旧モデルダイハツ
・ミラトコット・ブーン
・キャスト
・ムーヴ
・ムーヴキャンバス(旧)
・ハイゼットカーゴ(旧)
・ムーヴコンテ
・ハイゼットトラック(旧)
・アプローズ
トヨタ
・パッソ・ピクシスジョイ
・ピクシスバン(旧)
・ピクシススペース
スバル
・ステラ・サンバーバン(旧)
・サンバートラック(旧)
朝日新聞
ダイハツタント乗り続けても大丈夫?
タントをはじめとする不正対象のダイハツ車、このまま乗り続けても大丈夫なのかが気になりますよね。
ニュースでは自動車評論家の方が
「今ある車に必要な安全性が100だとすると、0というわけではない。90とか95とかそんなもん」
と解説していましたので、すぐに使用をやめる必要というのはないと思われます。
まだ、ダイハツの発表では今回の第三者委員会の調査を経て、不正が発覚した車種については、社内で再検査を実施、その結果、一部の車種が国内の安全基準を満たしていない可能性が判明していますが、その中にタントは含まれていません。
タントについては「安全性能・環境性能が法規基準を満たしている」と考えることができ、このまま乗車し続けても問題はないことが分かりました。
ひとまずはこれで安心できますね!
ダイハツタント不正車、補償(対応)はどうなる?
現在のところダイハツの不正車は車種によって対応(補償)の内容が分けられているわけではありません。
購入済みのダイハツ車の対応(補償)の方法や内容は「新車か中古車か」「納車済みか未納車か」で区別されています。
新車 | 安全性を確認済み。このまま乗り続けて問題ない。一部問題の可能性のある車種については早急に対応(タントは問題ないことが確認済み)。 |
中古車 | 直接の対応は考えていない。乗り続けるかどうかは購入者の判断に委ねる。 |
ダイハツの中古車を購入して乗っている人にとっては不安極まりないですが、タントは安全性に問題はないということなので、タントユーザーに限って言えば、今後、新たな不正が発覚しない限り、大きな問題はないのではないでしょうか。
ダイハツタント納車前ならキャンセルできる?
契約済みで未納車の車については、キャンセルはできるのでしょうか?
こちらについては「生産済み」「未生産」で対応が分かれます。
生産済み | 購入者と相談して対応を決定。希望があれば返金に対応。 |
未生産 | 納車を取りやめる。 |
ということで、生産済みでも「契約済みだけれど今回の不正発覚を受け、やっぱり不安だから取りやめたい!」という方には返金されるということなので、とりあえずは安心ですね。
未生産の車については全車種で納車を取りやめることが発表されています。
ただ、車の購入には、選ぶまでたくさんの時間や労力が費やされているので、返金されるからよかったとは一概に言えないものがありますよね。
また、未生産でも「問題ないならタントがよかった!」という方もいると思いますが、納車時期が不透明というのは、楽しみにしていたのにガッカリしますよね。
また、今乗っている車の車検の期限が迫っている場合など、決まった時期に乗り換えたいと言う方は、新しい車を探さなければいけないという問題も出てきますね。
まとめ:ダイハツタントとりあえず乗り続けても大丈夫!
大変衝撃的だった、今回の不正発覚。ただし、調べた結果タントについてはこのまま乗り続けても問題ないことが分かりました。一安心と言えますね!
ただ、信頼して買った車、大好きで買った車、毎日乗って愛着ある車が、こんな事態に巻き込まれてしまったというのは本当にショックが大きいと思います。
今後もダイハツならび親会社であるトヨタ自動車の対応には注目していきたいですね。